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All-American reaches far across ocean
全米のイベントははるか海を越えた!
Japanese girl makes history at Soap Box Derby
日本人少女がソープボックスダービーで歴史を作る
By Bill Lilley
Beacon Journal staff writer
ビル・リリー
ビーカンジャーナル紙記者
POSTED: 10:08 p.m. EDT, Jul 20, 2009
2009年7月20日午後22時08分(東部時間)付
片瀬珠梨さんが今週アクロンに到着しました。神奈川県秦野市立南が丘小学校に通う12歳の少女には、目指している”初”があります。「私は、日本人初のチャンピオンになりたいです。」片瀬さんは日本ソープボックスダービー役員の山本教子氏を通して語りました。
珠梨さんはただ夢見ているだけではありません。土曜日のスーパーストック部門本大会で、世界一になるチャンスがあると固く信じているのです。
その理由は?
彼女は3年のレース歴の中で着実に成果を挙げてきました。2007年に秦野市で開かれた日本グランプリ大会に初参戦し、当初は4位に入賞。翌年の同レースでは2着となり、昨夏の全米大会への参加資格を惜しくも逃しましたが、本年、決勝戦を含む4回のレースに勝利し、日本代表選手としてオハイオ州アクロン市で毎年開かれる全米大会に駒を進めました。
前出の山本氏は「珠梨さんはドライバーとして進歩している。」と語り、「毎年、参戦するたびに日本グランプリ大会の決勝に残るのは驚きに値します。」とも述べています。
さあどうでしょう?
それほど驚くべきことではないかもしれません。
実のところ、珠梨さんの家族はカーレースに関わる伝統があるのです。お父さん、日本でプロレーシングチームに所属する技術者です。彼は、「レースカーの操作について、娘には多くを教えることができました。」「下降する丘陵を運転する際に、多くの共通点があるのです。」と述べました。
練習の多くの部分は、ビデオテープの研究でした。片瀬さん家族は珠梨さんのレーステープを分析し、更に、山本氏が全米大会から持ち帰った過去のレース録画を見直しています。
「それが彼女を優位にしています。」「加えて我々には、レースに関するとっておきの秘策があるのです。」とお父さん。
珠梨さんは、レースは最高に楽しいと話します。
「早く走るのが大好きです。」「坂を下るときのスピード感が大好きだし、アクロンでのレースが待ち遠しいです。」とも。
水泳も大好きな彼女は、アメリカの第一印象について、「アメリカでこれまで見る景色全てが、なんて平らなんだろうと思いました。」と述べています。
彼女が日曜日の午後に初めて降り立ったのはデトロイトで、東京から12のタイムゾーンを超え、11時間もかけて6420マイルを飛んできました。
火曜日にすべて変わるでしょう。午前7時30分に始まる重量検査と最終車両チェックの際、決戦の場である約300メートルの下り坂、”ダービーダウン”の感触を掴むのですから。
「どれだけ早く駆け下りれるか考えると、ワクワクします。」「全米大会でチャンピオンになることが私の目標です。そのための最善な方法は一番早く滑り降りること。お父さんがそばに居てくれればより早く走れると思っています。」と述べ、「本選が待ち切れない。」珠梨さんです。(意訳)
翻訳:山崎 奈穂(JSBDスタッフ)
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EXCERPT:
20日(月)の公式歓迎式典後に取材を受けた珠梨ちゃん一家。日本人チームは珍しいので、よく取材を受けるが、ちっとも記事になったことはなく、「きっと今回も同様だろう。」と思っていたら・・・。ナント翌日、こんなに大きく扱ってくださる。帰国後、本部の翻訳スタッフ山崎菜穂さんに意訳で依頼。ご一読くださいね。
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AUTHOR: soapboxderby